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ドゥラクール(deLaCour)

17歳でジュエリーデザイナーとしてデビューしたピエール・クックジャンは、既存のデザインとは異なる独創的なセンスにより、若くしてフランスのジュエリー界で注目を集める存在となった。
やがて彼は、ジュエリーのみにとどまらず時計のデザインも頻繁に手がけるようになる。そして2002年にドゥラクールを立ち上げ、これまでの常識に捕われないユニークなモデルを次々に発表する。ちなみにブランド名は、彼のワイフの名にちなんだそうだ。
ブランド設立から間もない2003年には、ひとつの文字盤にふたつのクロノグラフを搭載した「ビクロノ」を発表して周囲の度肝を抜く。この画期的なクロノグラフは、同年のジュネーブグランプリのベストデザイン賞を獲得し、ドゥラクールの名を広く世に知らしめることになる。
さらに、2005年のバーゼルフェアでは、複雑機構の極みというべきトゥールビヨンを、2基も搭載する「ビトゥールビヨン」を発表。これはクリストフ・クラーレと共同開発したもので、トゥールビヨンのほかにも、ジャンピングアワー形式のデュアルタイム表示、6分ごとに文字盤の上を星が流れるシューティング・スター表示、さらに100時間ものパワーリザーブ機能を備えたグランドコンプリケーションであった。
このように常識破りの発想による時計づくりが、デザインだけでなく、機能にまでしっかりと浸透しているところが、このブランドの持ち味といえよう。2007年には、チャイムの音色にとことんこだわった、驚愕のミニッツリピーターも発表している。

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