HOME > 時計用語集
アラン・シルベスタイン
【さ】
サテン仕上げ:金属の表面仕上げのひとつで、サテン地に似た質感のツヤ消し仕上げ。
サファイアガラス:文字盤を保護するための風防ガラスに使われる素材の中でもキズがつきにくく、最高級とされる。
【し】
GMT:グリニッジ・ミーン・タイムの略。24時間針と24時間目盛りとで第2時刻が読み取れるGMT針付ワールドタイム機能を意味することもある。
C.O.S.C:スイス公式クロノメーター検定協会の略称。時計の品質向上を目的に設立された機関で、時計の精度の検査や、クロノメーター認定などを行っている。本部はジュネーブ。
シースルーバック:側開けすることなく外側からムーブメントが見られるよう、裏蓋にサファイアガラスなどの透明素材がはめ込まれた仕様のこと。
姿勢差:文字盤側を天・地に向ける、また、リューズ側を天・地に向けるなどさまざまな向きにしたときに、地球の重力によって生じる精度誤差。トゥールビヨンはこの姿勢差を時計が自動調整する装置。
自動巻:オートマチックの項参照。
ジャンピングアワー:分針が1周する動力を生かし、時を小窓で表示する。文字盤が1時間に1コマ分、瞬時に動く機構。
ジュネーブ・シール:スイス・ジュネーブ市の技術規格法24条に定められた検定に合格した時計に与えられる称号で、25日間にも及ぶ試験内容は、クロノメーターよりさらに条件が厳しいとされる。
シリアルナンバー:時計個々に付く通しの固有番号。
【す】
スクエアケース:四角形のケースのこと。レクタンギュラーとも呼ぶ。
スクリューバック:ねじ込み式の裏蓋のこと。パッキンとの組み合わせにより、より気密性が高まり、防水性能を得ることができる。
スプリットセコンド:ラップタイムの計測に適した複雑機構のクロノグラフ。
スモールセコンド:略してスモセコ。時刻表示用の秒針をもつインダイヤルのこと。
【せ】
精度:時計の刻みの安定性を示す言葉。機械式時計の場合、進み、遅れの程度の一般的な平均日差(1日の誤差)は約10秒〜20秒、月差(1ヶ月の誤差)では約5分〜約10分と言われている。
セラミック:元来は無機物質から熱処理で作る製品の総称。陶磁器やガラス、セメントなどがこれに含まれる。
ゼンマイ:機械式時計の動力源。